石の中に棲む貝達の一例

         
         


                  海岸に打ち上げられた石の中から取り出した貝達

        
               イシマテガイ                     カリガネエガイ

            
               モモガイ                     オキナマツカゼガイ

            
            タガソデガイモドキ                   ヤエウメノハナガイ

            
               トマヤガイ                    石の中のトマヤガイ


    石の中に住み着く貝達は、日本中そして世界中の海にいますが、棲息環境が限られることも事実
    です。

    日本の海岸では(北海道:礼文島の海岸にもあります〜沖縄)、石が転がっている様々な海岸を
    探し続ければ、そのうち石の中に棲む貝や穴あき石との出会いもあるでしょう。
    とは言うものの、何処にでも有ると言うものでもありません。

    私の知人の中には、イギリスの海岸・バルト海の海岸・タイの海岸オーストラリアの海岸etc.・・・・
    などで拾った穴あき石を持って来て見せてくれる人もいます

    海・山・川などに転がっている無数の石の中から1つの穴あき石を発見するのに、一体どれだけの
    石を探せば良いのでしょう?
    ・・・・・・何千個?・・・・・・何万個?・・・・・・何億個?・・・・・・・・ 運良く見つかる所もありますし、
    無い所には全く無いものです。

    私の石笛採集に同行する人の中には、目の前に転がっている穴あき石達との出会いすら無い方
    も多々いらっしゃいます。
    穴あき石との出会いは正に「縁」です。

    そして、【プロの石笛奏者】としてコンサートに使用出来るレベルの穴あき石となると、見つけた穴あ
    き石の中の・・・・更に、
        音霊用なら・・・・・・・・・10〜20個に一個程度
        楽器用となると・・・・・・1000〜5000個に一個程度
    になってしまうかも知れません。
      (楽器用の石笛は当然、音霊用の能力をも包括しています。)

    特に私が楽器として楽曲を奏でる為に使用する石笛の発見確率に至っては、天文学的数字に
    上る数の石を何年にも亘って探して探して探し抜いて、幸運にも偶然出会えた、非常に稀な出来
    事と言っても過言では無いかも知れません。

    しかし、このような名器であっても、演奏する側に卓越した稀に見る空前絶後の技巧・技法・技術
    の習得が無ければ、「音域狭い」「表現力に乏しい」音霊レベルの石と何ら変わらないものにな
    ってしまいます。

    理想的な穴が明いているにもかかわらず、幾つかの理由により、音を形成することが出来ない
    (音が鳴らない)穴あき石も沢山あります。

    それ故に、「穴あき石」であればイコール「石笛」かと言うと、そうとは言えない部分が多分にある
    のです。

    「究極の楽器」・・・[石笛:いわぶえ]はそれ程に珍しくも有り、希少価値の非常に高い自然界の
    偶然的産物なのです・・・・・・・・・・・。

    更に、石笛に必要な要素として、その楽器としての性能と表現力もさることながら、下の写真に見
    るように、石自体から観ぜられる「神の笛」に相応しい「威厳」と「風格」と「神秘性」を先ず第一に
    挙げておきたいと思います。


         
          Stone whistles
                  
              
            Made by nature



                                       
        
You Tube           メール       石笛の穴明き要因へ    石笛トップページへ


         
               Copyright (c) 2005,Yoshio Segawa

                         
このホームページの無断使用・無断転用・部分転用を固く禁じます。
                                                                                                            
                                      (著作権法の遵守を)

                         Since  2005. 1. 4